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この本は、原著のタイトル Trade-Offs にもあるように、
トレードオフについて論じた本である。
そして、この本の内容は、次の一文によくあらわされている。
「もしある問題の一方の側についているなら、それはまちがった側だ」(p.8)
つまり、すべてのことがらには、トレードオフがあり、
費用/便益、両方を考える必要がある(けれど、それは非常に難しい)
という話である。
たとえば、「人命はなによりも尊い」という言い回しも、
そりゃあそうだろう、と思ってしまいがちだけど、
だとしたら、世界中から「車」をなくすべきである、となる。
たとえば、「車に乗るときにシートベルトを着用する」というのは、
人間の安全にとって、明らかに便益が大きいことだと思われているが、
シートベルトをしていることで、運転手が油断をして、運転が
荒くなり、もしかしたら、逆に、事故が起こりやすくなる可能性もある。
(もし、シートベルトをせずに運転をすることになったら、
まちがいなく、普段よりも、慎重な運転になるだろう)
ディベートなどの際にも役に立つという点で、たんなる経済学の解説本
ではなく、ビジネス書としても、非常に役に立つ本だと思う。
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